SOUTH PARKというものは | Subterranean Homesick Blues

SOUTH PARKというものは

 NewYork生活を始めて早2年が経とうとしておりますが渡米して以来ずっと好きなもののひとつに“South Park”(日本ではWOWOWが1999年10月から“サウスパーク”として放送してるようですね)があります。日本にいた時はWOWWOWに加入していたにもかかわらず1、2度チラリと見ただけでした。
 
 アメリカでは“Comedy Central”という局で放送しているのですが、Cableまたはその類の有料Serviceに申し込んでいないと受信できないため、現在はDVDが発売されると即購入し日々楽しんでいるわけです。今のところ、Season 5thまでとMovie1本というのが視聴可能なのですが、とにかく発売されるPaceが遅い!!日本での放送ですら早くも第7seasonまでいっているらしいのでかなり気を持たされて続けているのです。

 さて、番組そのものの内容についてはさておき(内容はWOWWOWのHome Page
http://www.wowow.co.jp/drama_anime/southpark/index4.htmlなど参照してみてください、日本語版はう~む・・・という感じですが)ここでは“Dubbed (吹き替え)”について一考。私は基本的には“吹き替え”に関しては全面否定派です、キッパリと。特に英語圏もしくはEurope諸国等々(大まかに言うとAsian(日本・韓国・中国を除く国々)のものは“特に”吹き替えで視聴すべきではないと思います。最悪字幕で好ましくは当然原語での視聴が理想的ですが、それは現実的ではないので英語の場合は極力日本語字幕、できれば英語字幕でというのが妥当かと思います。というのは、(ここでは英語と日本語に関してのみ発言します)日本語の持つ言葉自体の人に与える印象、または特定の表現や語句の持つ意味・Nuanceといったものは英語の持つそれらとは往々にして異なるということ、時としてそれらは全く異なることもあるということが言えるからです。誰でも多少の経験はあると思いますが、Rental Video屋さんにいって希望のVideoのCornerに行ったが生憎、吹き替え版以外はすべて貸し出し中でしょうがなく吹き替え版を見たがなんとなく違和感または腑に落ちないところもあり字幕版を再度借り見直してみたところ、字幕版・吹き替え版それぞれに対する印象は全くもしくはかなり違うものであったとうことが具体的な例として挙げられると思います。もちろんどちらの方が良かった、悪かったというのは個人的な好みやそれぞれの映画の内容などによるところもかなりあると思いますが、ここでは“違う”ということにのみ焦点を当てています。

 何故こんなことを長々と書いているかというと、私の中の個人的ではありますが極単純な事実があるからです。日本にいる時にいわゆる“海外ドラマ”(“Ally My Love/アリーマイラブ(原題)Ally McBeal(どこから“マイラブ”をつけたんだ??)”やら“ビバリーヒルズ高校・青春白書(原題)Biverly Hills 90210 (これも“~白書”とは?)、“ダーマアンドグレッグ/Dharma & Greg”、“SEX AND THE CITY”、“となりのサインフェルド/Seinfeld”などなど)を日本語で見たりしてたのですが、もちろん時には面白かったり時にはなんだコリャ!?と思ったり、はたまた全く面白さがわからなかったりもしたものです。ところが渡米後、当然好む好まざるにかかわらず全て英語で視聴わけで、一応勉強のために字幕(CaptionもしくはSubtitle)も無しにするのですが、そうそると今まで面白いと思っていたものが面白くなかったり、面白くない又はひどくつまらないとおもっていたものを面白い!と思ったりするということが頻繁に起こってきたのです。もちろんそこには欧米の文化・習慣に対する理解の深まりというのが大いに関わってきてますが、『相違の度合いの高い異文化間のものに対しては特にできるだけ原語のまま(それに可能な限り近い状態)で接し、そのまま理解するよう努力するのがより好ましいのではないか・・・』というのが多少の経験と映画に対する愛情から導き出された個人的な主義であり日々思うことなのです。

 日本の素晴らしいAnimationや映画などは日本語のRhythm/Tempo・独特の空気感を味わいたいものですものね。時代背景や場所、役職・身分等によって様々に異なる英語のaccent、vocabuluary、pronunciation、expression等まで含めて深く映画を楽しみたいものです。( SOUTH PARKの話は何処へやら・・・)